神の名のもとに人を傷つける、というお話
友達が亡くなったとき、私もしんどくて、
悲しかったけど、自分のことで精一杯で、悲しみにひたりきれなかったと
話したら、「それは神さまの優しさだね」と言われた。
友達がうつ状態で苦しんでいる時、他の大人が
「神さまは乗りこえられる試練しか与えない」と言った。
それは、本人が乗りこえたあとで思うことであって、人から言われることじゃない。
神も仏もないという状態の人に、神の優しさを説くのは、
突き放しているだけ。
神がいるかいないかはどちらでもいいけど、目の前の人に
よりそうことが本質的だと思う。神を語ることで
人を傷つけるのは本質から外れている。